ここでは、地鎮祭についてと実際に準備するものや
流れについてご紹介しています。
地鎮祭(じちんさい)とは、土木工事や建物を建てるときに、神様に工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式のことを言います。
建物を建てる土地や、土木工事をする土地の氏神様の神主を招いてとりおこないます。お供えものをし祝詞をあげ、お払いをして浄め、施主が初めてその土地に鍬(くわ)や鋤(すき)を入れます。
地鎮祭の日取りは吉日を選んで行われることが多く、大安や先勝または友引きの午前中に行われます。
手配や準備は施工会社に依頼するのが一般的で、施主、施工会社、工事関係者、神職の方々で行われます。
--《施工業者で用意するもの》--
●祭壇
建築する場所の中央に祭壇を設けます。
(南または東向き)
祭壇の飾り方には決まりがあります。
●青竹・笹竹
4本用意し注連縄を張り巡らすときの四方の支柱と
します。
●注連縄(しめなわ)
祭壇の四方に張り巡らし、周囲とは区切った
神聖な場所とします。
●盛り砂・盛土
祭壇の右手に円錐形にし山盛りします。
●鍬(くわ)・スコップ
初めて鋤(すき)や鍬(くわ)を入れる穿ち初め、
刈初めという儀式で使用します。
ーー《施主様が用意するもの》--------
●お供え物
1.お米・・・一合(洗米を用意)
2.お酒・・・一升(酒屋に地鎮祭用と説明するとのし紙
等の準備をしてもらえます)
3.海の幸・・・鯛が代表的ですが、それに代わる尾頭付
きの魚や、昆布、わかめ、スルメなどでも大丈夫。
4.山の幸・・・果物(その季節のあるもので大丈夫)
5.野の幸・・・野菜で地面の上にできるもの
(なす、トマトなど)と、
地面の下にできるもの
(大根、イモ類など)
6.塩・・・一合
7.水・・・一合
※一合=180cc お米は150g 一升=1.8L
●玉串料
神職への謝礼のお金です。金額の相場は1万~2万くらいです。
赤白の蝶結びのお祝い袋にいれて、表書きの上段は「御玉串料」
と書き、下段には施主様の姓を書きます。
●榊
花屋で購入できます、大きめの榊を5本くらい準備してください。
●湯呑み、紙コップ
地鎮祭の最後に全員でお神酒を頂くときに使います。
必要数ご用意ください。
●半紙
半紙一帖(20枚)用意します。
1、修祓の儀(しゅばつ)
2、降神の儀(こうしん)・・・大地主大神 産土大神
3、地鎮の儀(ところしずめ)
(1)斎主一礼・・・ 参列者 一緒に一例
(2)献饌の儀(けんせん)
(3)祝詞奏上(のりとそうじょう)
(4)地鎮の儀
①敷地祓・散供の儀・・・施工主 散供の用具を持つ
②穿初の儀・・・施工主 鍬またはスコップで
土地を穿つ所作 3回
③鎮物埋納の儀・・・心中折念
(5)玉串拝礼(たまぐし)・・・斎主 施工主 設計士 施工者
(6)撤餞の儀(てつせん) (作法・・・二礼 二拍手 一礼)
4、昇神の儀(しょうしん)・・・参列者 一緒に一礼
5、直会(なおらい)・・・参列者 御神酒を受ける